後継者はどう育てる?事業承継を成功に導く準備の進め方
事業承継を考え始めたとき、多くの経営者がぶつかるのが
「後継者はどう育てればいいのか」という問いです。
後継者が決まっていても、
- 経営を任せられるレベルに育っているのか不安
- どこまで経験させればよいのか分からない
- 周囲が本当に納得するのか心配
こうした悩みは尽きません。
事業承継の成否を分けるのは、
“誰に引き継ぐか”だけでなく、“どう育てるか”です。
ここでは、後継者育成を成功に導くための考え方と進め方を整理します。
■ 後継者育成は「役職」ではなく「経営力」を引き継ぐこと
後継者育成というと、
役職や権限を少しずつ渡すことをイメージしがちです。
しかし本質は、肩書きではなく「経営力」の継承です。
意思決定の経験を積ませる
経営者の仕事は、日々の意思決定の連続です。
- 投資するかどうか
- 採用するかどうか
- 価格を見直すかどうか
こうした判断を、段階的に任せていくことが重要です。
最初からすべてを任せる必要はありませんが、
小さな意思決定の積み重ねが、経営者としての視座を育てます。
数字に向き合う習慣をつくる
経営には、必ず数字が伴います。
売上や利益だけでなく、
- キャッシュフロー
- 借入状況
- 原価構造
- 資金繰りの管理
- 損益分岐点の管理
など、会社の実態を数字で理解する力が求められます。
後継者には、定期的に数字を共有し、
“経営の全体像”を見せることが欠かせません。
■ 組織からの信頼をどう築くか
後継者が育っていても、
組織が納得していなければ承継はスムーズに進みません。
段階的な役割移行
いきなり社長交代を発表するのではなく、
- 部門責任者としての経験
- プロジェクトリーダーの経験
- 社外との交渉経験
など、段階を踏んで役割を広げることが大切です。
周囲が「自然に任せられる存在」だと感じられる状態をつくることが、混乱を防ぐポイントになります。
経営者の関わり方を変える
後継者育成が進まない理由の一つは、
現経営者が手放せないことです。
つい口を出してしまう、最終判断を自分でしてしまう。
しかし、それでは後継者は育ちません。
意識的に任せ、失敗も含めて経験させる姿勢が求められます。
■ 後継者育成を計画に落とし込む
後継者育成は、感覚ではなく計画として整理することが重要です。
- いつまでに何を任せるのか
- どの経験を積ませるのか
- 承継までのスケジュールはどうするのか
こうした項目を明確にすることで、
育成は“なんとなく”から“戦略的な準備”へと変わります。
■ 専門家が入ることで育成が進む理由
後継者育成は、経営者と後継者だけで進めるには難しいテーマです。
第三者が入ることで、
- 育成計画の整理
- 現状の客観評価
- 感情面の整理
が可能になります。
また、後継者にとっても、
社外の視点からフィードバックを受けられる環境は貴重です。
専門家の伴走により、
育成は具体的な行動計画へと落とし込まれ、
承継への道筋が明確になります。
まとめ|事業承継は「早く始めること」が最大の準備
後継者は、ある日突然育つものではありません。
時間をかけて経験を積み、
組織からの信頼を得ながら、
段階的に経営を引き継いでいくものです。
事業承継を成功に導く鍵は、
後継者育成を“後回しにしない”こと。
そして、そのプロセスを整理し、
実行まで支えるパートナーの存在が、
承継を現実のものにしていきます。
後継者育成の整理から始めませんか?
「任せたいが、不安がある」
「育てたいが、方法が分からない」
後継者育成は、感覚ではなく計画として整理することで前に進みます。
私たちは、事業承継の全体設計から後継者育成までを支える
実践型の伴走支援を行っています。

飯塚甲生 <26年の実績 × 中小企業診断士の専門知識>
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