創業1年目、初めてのオフィス探しに必要だった“視点”とは― 不動産を「借りる」ではなく「経営に活かす」ための考え方 ―
はじめての「物件選び」が経営に影響するなんて、思ってなかった
起業して半年。取引先も少しずつ増え、社員も1名採用。
そろそろ、共同作業のしやすい「自分たちのオフィス」を持ちたい——。
多くのスタートアップや中小企業が経験するフェーズです。
ところが、この最初の「物件選び」が、思った以上に経営の未来を左右することをご存じでしょうか?
これは、静岡市で創業1年目を迎えたITベンチャーのお話です。
彼らが直面したのは、「どこに、どんな条件で借りるか?」ではなく、
“どんな成長を前提に、どんなオフィスが経営に合っているか?”という視点の重要性でした。
「立地」と「コスト」だけで決めたら、うまくいかなかった
当初の彼らは、最寄駅から徒歩圏内で家賃が抑えめなオフィスを候補にしていました。
しかし実際に契約し、業務がスタートすると、いくつかの課題が表面化します:
- 求人応募者から「通勤が不便」と辞退されるケースが続出
- 来客が迷いやすく、商談が減る
- 将来的な増員を想定していないため、1年経たずに手狭に
「コストを抑えるためのオフィス」が、結果として営業力・採用力を下げてしまったのです。
必要だったのは、“今”ではなく“未来”を見据える視点
この企業が学んだことは、オフィスを選ぶ際に「今の事業」だけを見てはいけないということ。
彼らが再度オフィス選びを検討する際、私たちは次のような視点を提案しました:
- 今後2年間の事業計画と採用計画に合った広さと立地
- 商談や来客動線を意識したフロア配置
- 契約更新・解約条件の柔軟性(成長に応じた対応)
- 名古屋・浜松・静岡といった将来的な多拠点展開の可能性
結果、オフィス移転後は応募者数が約1.5倍に増え、商談件数も安定して増加。
「不動産を経営の視点でとらえる」ことの重要性を、身をもって実感されたそうです。
創業期だからこそ、必要なのは“経営支援としての不動産選び”
多くの創業1年目の企業は、物件を選ぶ際に「家賃」や「立地の便利さ」だけを優先してしまいがちです。
しかし、その選択が営業効率、採用難易度、社内コミュニケーションなどに大きな影響を与えることがあります。
私たちは、名古屋・浜松・静岡の中小企業を中心に、
ただ物件を紹介するのではなく、“経営支援・営業支援の視点”から最適な物件選びをお手伝いしています。
- 将来を見越したレイアウトや契約形態の提案
- 採用や営業に効く立地選定
- 成長に合わせて“次のステップ”も見据えた柔軟な支援
こうした“初めてのオフィス選び”が、企業の未来にどう影響するかを、私たちはよく知っています。
まとめ:「場所選び」は、未来をデザインする第一歩
- 創業1年目のオフィス選びで、事業の動きやすさが大きく変わる
- 家賃や立地だけでなく、「将来の成長」を前提に考えるべき
- 名古屋・浜松・静岡での地域性もふまえた、実践的な選定が重要
- 不動産は“経営資源”。営業や採用にも大きく影響する
初めてのオフィス探し。失敗しないためには、「視点」が必要です。
創業期の“最初の一歩”を、後悔のない選択に。
名古屋・浜松・静岡で、創業1〜3年目の企業を中心に経営支援型の不動産選びをお手伝いしています。
▶無料相談はこちらから受付中!
▶CRE戦略・企業用不動産・経営支援・営業支援に関する無料相談はこちら!
お問い合わせフォームへ